航空会社のラウンジは、利用条件により3種類に分類されます。
それぞれ、カードラウンジ、航空会社ラウンジ、ファーストクラスラウンジと区分されます。
なお、ラウンジの概要については別項をご確認ください(空港にあるラウンジとはどんなサービス?)

<カードラウンジ>
カードラウンジとは、クレジットカードのゴールド・プラチナカード会員などが利用できるラウンジです。複数のクレジットカード会社や、空港ラウンジの運営会社が共同して運営しているケースが多いです。当該のクレジットカードを保有するお客様は、当日の搭乗券あるいは航空券とカードを併せて提示することで、無料で利用することができます。
複数のカード会社が共同で運営していますので人の出入りは多いです。以前(2000年頃)と比べ、ゴールドカード程度なら保有者が多いため、むしろ空港ロビーの方が空いている場合さえあります。サービスのクオリティは、低いわけではないですが他のラウンジと比較すると劣ると言わざるを得ないでしょう。
同伴者は有料のケースもありますが、クレジットカードの「プラチナカード」や「ブラックカード」保有者なら同伴者も無料になる場合があります。また、カードを保有していなくとも別途支払いを行えば入場できる場合が多いです。
また、プライオリティ・パスを保有している場合、多くの場合カードラウンジを利用することができます。プライオリティ・パスとは、世界約150の国や地域、600を超える都市にある1,300ヵ所以上の空港ラウンジ等を無料で利用できる会員制のサービスです。クレジットカードによっては、この権利が付帯されているものもあります。プライオリティ・パス会員には、年会費と利用料を支払えば誰でもなることができます。そのためラウンジを利用したいだけなら、わざわざ上級会員の資格を得るよりも、このプライオリティ・パス会員になったほうがコストパフォーマンスに優れていると言えます。プライオリティ・パス会員向けに開放されたラウンジをプライオリティ・パスラウンジとも言いますが、日本の多くの空港では、事実上カードラウンジとプライオリティ・パスラウンジが同一となっています。
<航空会社ラウンジ>
航空会社が運営するラウンジです。一般的なラウンジのイメージに近いのは、このラウンジかと思われます。エアラインラウンジとも言われます。JALはJALサクララウンジ、ANAはANAラウンジがこれに相当します。利用者が多い大きな空港に設けられています。
カードラウンジと比較して、利用資格が厳しい(上級会員である、ビジネスクラス以上の航空券を保有しているなど)ため、混雑しているということは少なく、またサービスクオリティも高いです。アルコールが無料であったり、座席に高級感があったり、軽食が無料であったりします。国際線のラウンジでは、長時間のフライトに備えたビュッフェが楽しめる場合もあります。上級会員資格を持っているなら、同行者1名まで無料で利用ができることが多いです。
なお、ラウンジの規約と保有するクレジットカードによっては、クレジットカードを保有しているだけで利用できる場合もあります。また、基本的にアライアンス(ANAならスターアライアンス、JALならワンワールド)の上級会員であれば、ラウンジを利用することができます。成田空港の例で言えば、JALの上級会員であれば、サクララウンジに加えてキャセイパシフィックラウンジなどが利用できます。
ちなみに、日本のANAやJALが運営する航空会社ラウンジはプライオリティ・パスでは利用できませんが、海外の航空会社ラウンジは利用できることが多いです。
<ファーストクラスラウンジ>
ANAのANA SUITE LOUNGEやJALのダイヤモンド・プレミアラウンジやファーストクラスラウンジがこれに相当します。ファーストクラスのユーザーや、あるいは各社のダイヤモンドステイタスを保有するお客様、その他招待券を保有する方が主に利用できます。そのため、利用できる方が極めて限られており、混雑したり、あるいはサービスが滞ったりということはほとんど考えられません。
ここでは他のラウンジサービスを圧倒するクオリティのサービスが提供されます。特に言及されるのが飲食に関するサービスで、本格的な寿司やこだわりのアルコールなど、軽食というレベルをはるかに上回るものが提供されます。また、通常のラウンジでは国際線でしか提供されないビュッフェが国内線でも楽しめる場合があります。
また、空間自体も高級感が溢れており、これもやはり他のラウンジを圧倒します。



