飛行機に乗れば、当該航空会社のマイルがフライトの距離などの要素に応じて貯まります。ANAの飛行機を利用すれば、AMC(ANAマイレージクラブ)のマイルが貯まり、JALの飛行機を利用すれば、当然JMB(JALマイレージバンク)のマイルが貯まります。また、それぞれの提携航空会社を利用した場合にも、所定の手続きを踏めば、同じようにマイルが貯まります。
空を飛んで得られるマイルは、基本的には空港間の飛行距離(区間マイル)に準拠して算出されているため、遠い場所に飛べばその分マイルが手に入ります。逆に、短い距離ではマイルはあまり手に入りません。
一方で、マイルを算出するための要素は区間マイルだけではありません。
まず、飛行機のチケットを購入した際の運賃(ブッキングクラス)なども影響します。例えば、運賃の割引が大きい(=距離のわりに安価なチケット。早割など)では得られるマイルが少なく、逆に普通運賃など割引が少ないチケットでは、得られるマイルが多くなります。
また、航空会社のカードやステイタスを保有していると、得られるマイル(ボーナスマイル)が増えます。
一例として。以下2種類のチケットで羽田空港から関西国際空港、あるいは那覇空港に飛ぶ例を考えます。
(なお、上級会員のステイタスは保有しておらず、ANAカード一般、あるいはJALカード普通会員とします)

<羽田空港から関西国際空港の例>
ANA:チケット種類=ANA FLEX→308マイル
JAL:チケット種類=フレックス→308マイル
ANA:チケット種類=ANA SUPER VALUE 21→231マイル
JAL:チケット種類=スペシャルセイバー→231マイル
<羽田空港から那覇空港の例>
ANA:チケット種類=ANA FLEX→1,082マイル
JAL:チケット種類=フレックス→1,082マイル
ANA:チケット種類=ANA SUPER VALUE 21→811マイル
JAL:チケット種類=スペシャルセイバー→812マイル
ここで記載したFLEXやフレックスは搭乗券の変更ができたり、購入可能時期が長かったりするなどの融通が利く一方で、高額な航空券です。対してSUPER VALUE 21やスペシャルセイバーは、変更が難しかったり、また購入可能時期が限定されていたり融通が相対的に利きづらい安価な航空券になります。
上記は一例ですが、貰えるマイルの大小はおよそ以下の要素によって決まります。
貰えるマイルが大きい要素:区間距離が長い、航空券の割引が少ない、座席のグレードが高い(ファーストクラスなど)、保有ステイタスが高い(ダイヤモンドなど)、保有航空会社カードのグレードが高い(ゴールドなど)
貰えるマイルが小さい要素:区間距離が短い、航空券の割引が大きい、座席のグレードが高くない、保有ステイタスが低いor無い、保有航空会社カードのグレードが低いor持っていない

更に安価な航空券を利用する場合は、貰えるマイルは通常(ANA FLEX等)の半分になる場合も、またツアーに参加した場合はマイルが全く貯まらないプランもあります。なお、ツアーによっては航空会社を指定できない場合も多いので注意が必要です。逆に言えば、もし積極的にマイルを貯めたいならば、航空会社を指定できるツアーを選ぶことが肝心です。また、カードによっては有料オプションとして、ツアーパックであっても貰えるマイルが減らないというプランもあります。有料オプションをつけることで数千円の年会費が増えますが、費用対効果がよければオプションを設定してもよいでしょう。移動距離によっては、一度の旅程で元がとれてしまうかもしれません。
また、特典航空券ではマイルが貯まらない場合がほとんどなので、注意しましょう。
重要な点としては、保有するANAカードやJALカードの種類により貰えるマイルの数が異なるということです。修行などをしないと獲得できない上級会員やステイタスなどのランク以外も重要ですが、それ以外にもカードのランクも重要な要素となり得ます。カードの新規入会時や更新時にもマイルが貯まるものもあります。JALカードでは、毎年初回搭乗時に追加のマイルが別途付与されます。カードの多くは年会費がかかりますが、それを上回るマイルを得られることもあるでしょう。
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