マイル

マイル獲得のシミュレーション

マイル獲得のために想定すべき要素

マイルには有効期限があります。大型の特典航空券を狙う場合などは簡単なシミュレーションを行い、実際に期限までに貯められるかどうか検討してもよいでしょう。

まず前提として、どのようなクレジットカードを使うのかが肝要です。ANA・JALカードも当然持っていたほうがよいですが、ポイントサイトを多用する場合は、良いレートで交換できるルートに必要なクレジットカードもあるでしょう。なお、同一名義の航空系カードを2枚以上持っていたとしても、マイル口座の統合は可能です。本人名義のカードであれば、各カードのマイル口座を1つにまとめられます。

そして、大きくマイル獲得は「陸」と「空」に分かれます。

「陸」のマイルは、フライト以外で貯めるマイルの総称で、およそ毎月ある程度決まった額が予想できるかもしれません。家賃と生活費等のクレジットカード決済は毎月そこまで額が変動することもないはずで、それとポイントサイトの大型案件も実施できる量が限られています。それ以外も隙間時間でのポイントサイト活用や、会社経費の立替などで臨時のマイルがあるかもしれませんが、そこまで毎月に大きな変動はないでしょう。

他方、フライトで貯める「空」の方は、これは人により利用状況の差が大きく、また(多くの人にとって)イレギュラーなイベントであるため、予想は難しいはずです。

まとめると、マイル獲得のために考えるべき要素は、各マイルで以下になります。

フライト:どのようなカードを保有しているか、(ダイヤモンドなどの)ステイタスはどうか、どの距離をどれくらいフライトするかなど(貰えるマイルは距離マイル×ステイタスorカードのランクによって決まります)
決済:クレジットカードで支払える出費はいくらか、クレジットカードのマイル還元率はいくらか
ポイ活(大):クレジットカード作成などの大型案件は1回あたりいくらか、そのような案件は年間何回実施できるか
ポイ活(小):アンケート回答などの小型案件(=いわゆるポイ活)は月にどのくらい時間を割けるか、そして単位時間(10分など)あたりどの程度のマイルを獲得できるか
その他:ポイ活以外でマイルが貯まるイベントはいくつあるか、各案件いくらのマイルが貰えるか(例:マイルが貯まる交通機関の利用や、所定の金融機関の利用、引っ越しやホテル宿泊など)

上記の要素を踏まえて、例えば以下のようなおおよそのシミュレーションが成り立ちます。

マイル獲得シミュレーションの例

フライト: ANAのANA VISAワイドゴールドカードを保有。ステイタスはなし。年間「東京→那覇」の往復(FLEX)を2回分のフライトを行う。
→1,230マイル×4フライト=4,920マイル
決済:クレジットカードで払える出費は、月に「家賃」と「生活費」で合計20万円。ANA VISAワイドゴールドカードの還元率は1%(=100円で1マイル)。
→20万円×12ヶ月×1%=24,000マイル
ポイ活(大):5,000マイル貯まる大型案件を1年に3回できる。
→5,000マイル×3回=15,000マイル
ポイ活(小):ポイ活を毎日10分できて、10分で20マイル(=1分2マイル)貯まる。
→10分/日×2マイル/分×365日=7,300マイル
その他:毎月ANAでんきを利用している。
→300マイル×12ヶ月=3,600マイル

上記の仮定に基づくと、年間54,820マイル貯まることになります。これは、時期によりますがエコノミークラスで東京からパリを往復する特典航空券(=片道26,000マイル程度)に交換できるほどの価値があります。そう思うと、普段からマイルを貯めることの意義や特典航空券のお得度合いが身をもって実感できるかと思います。

もちろん、収入の増減や立替の機会、ポイントサイトでの頑張りなどによって数値は変動します。しかしそれらがあったとしても、陸で獲得できるマイルの変動幅はそれほど多くはありません。遠方への出張が多発する企業に転職した、というくらいにライフスタイルが変わったならば話は別ですが、そうそう見込めるマイル数は変わりません。マイル獲得で無理をするよりも、収入の増加など他の手段で航空券を手に入れた方が、苦労が少ないかもしれません(特に、細かいポイ活はその傾向が強いので、あくまで空き時間で実施することをお勧めします)。とにかく無理のない範囲で計画を立て、マイルを手に入れましょう。

もしも、手なりではあまりマイルが貯まらない生活をしている場合は、目標の特典航空券とは別のアイテムを検討したほうがよいかもしれません。また、特典航空券はシーズンにより交換マイルのレートが異なります。年末年始などハイシーズンでは必要なマイルはローシーズンよりも高くなるので、注意が必要です。

なお、JALには公式のマイル獲得シミュレーションサイトがあります(ANAにはありません)。フライトに特化したものではなく、生活のいろいろな場面で獲得マイルをシミュレートできるものです。ごく簡易的なものですが、興味がある方はご利用ください。

次の記事:改めて、クレジットカードとはどんなものか? フライトにおける役割は?
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