上級会員

上級会員を目指すためのコストパフォーマンスのよい国際線ルートは?

※フライトルートのそもそもの考え方については、前の記事をご確認ください(上級会員になるためのコストパフォーマンスのよいフライトのルートの考え方は?)。また、国内線についてはこちらの記事をご確認ください(上級会員を目指すためのコストパフォーマンスのよい国内線ルートは?)。

<修行には不向きな理由>

ANAとJALそれぞれで、比較できるルートを以下に記載します。
前提として、2024年4月21日時点の、同7月16日の価格(往復予約時の片道価格)を参照しています。また、各座席クラスの中で、最もポイント単価がよい(=コスパがよい)羽田発の航空券を抜粋しました。那覇行きは国内線代表、シンガポール行きは東南アジア代表、シドニー行きはオセアニア代表、ニューヨーク行きは欧州・米国代表という位置づけです。

ANA国際線のルート

JAL国際線のルート

これらを見ると、ANA・JALで以下の事象が共通する特徴として浮かび上がります。
・国内線のポイント単価は、国際線に比べて圧倒的に優れる
・路線倍率が1倍の地域は修行には全く不向き
・プレミアムエコノミーやビジネスクラスは、時折下位のクラスよりもポイント単価に優れることがある(絶対的な航空券代は高額)
・ファーストクラスは検討に値しないほど高額。こういうものこそ特典航空券でフライトすべき

そもそも前提として、国際線はポイント単価が悪くなります。10~15円が低コストの目安ですが、多くの路線でそれを越えてしまいます。特に、昨今は一昔前よりも円高が進行・定着し、また燃料価格も上昇気味であり、さらに路線倍率が低いため、コストに拘るならあまりおすすめできません。北米・欧州などは路線倍率1.0倍であるため、ポイント単価という文脈では全くおすすめできません。更に、現地の宿泊代なども高騰しており、国内線にはコスト的に全く太刀打ちできません。

また当然ではありますが、JALの搭乗回数で各種ステイタスを目指す場合は更におすすめできません。一番近い外国である韓国や台湾であっても、搭乗時間は数時間にわたるため、福岡⇔宮崎などの1日最大8~10レグ(フライト)には全く及びません。航空券も高額です。

そのため、繰り返しになりますが国際線を中心として上級会員を目指すのは、少なくとも修行という文脈では全くおすすめできません。

<国際線のルート>

それでも修行の場合に国際線が一定の役割を果たすのは、同じルートを延々搭乗し続ける修行に花を添える息抜きとしての役割としてでしょう。リフレッシュの意味合いで利用するのはよい作戦かと思われます。あるいは、1度のフライトで長距離を確保することで修行の期間やフライトの回数を短縮する狙いがあり得ます。

それらを前提として、コスト的にまだ“マシ”になる路線を考えます。

まず前提として、路線倍率1倍は選択肢から外しましょう。欧米行きは航空券の値段も高く、さらに倍率が低いことから流石に費用対効果が悪すぎるため、必然的に1.5倍のアジア・オセアニアが対象となります。
また積算率が高く費用対効果が良いものがあれば、プレミアムエコノミーあるいはビジネスクラスの航空券を選びたいところです。特にプレミアムエコノミーはビジネスよりもかなり安価なため、コストパフォーマンスではエコノミーを凌駕するパターンも多いです。国際線ではフライト時間も長いため、エコノミーよりも快適に過ごせることでしょう。このプレミアムエコノミーの航空券が含まれたダイナミックパッケージ(航空券とホテルがセットになったツアー)も販売されており、パッケージとはいえポイント単価が比較的優れているものもあるので、チェックしみて損はありません。
更に、体力と予算に余力があるのなら国内区間付きの国際線航空券を使うことで、日本国内を安価かつ高コストパフォーマンスでフライトできる場合があります。これは那覇経由のフライトが、費用対効果が高い路線としてしばしばおすすめされます。
そして最後に、タイミングを見計らいキャンペーン中の航空券が手に入ればそれに越したことはありません。この場合のキャンペーンとはポイントがたくさん貰えるか、あるいは航空券の割引があるかの二者択一ですが、後者の場合はポイントの積算率が下がることもあるため注意が必要です。

なお、国際線では同じアライアンスに所属していれば、ANAやJAL路線以外でもステイタスポイントやマイルが貯まります。ただし、ANA・JALそれぞれのマイル口座にマイルを貯めるなどの条件があり、事前あるいは事後に正しく登録する必要があります。他の航空会社の口座にマイルが貯まると、ANA・JALそれぞれの口座にはマイルは貯まりませんので、航空券取得時にルールなどをよく確認しましょう。また、上級会員を目指す場合には、獲得したステイタスポイントが自社グループ便の由来かどうかも重要になる場合が多いので、国際線中心でポイントを貯める際には注意が必要です。

なお、海外発券についてですが、これはそもそも海外へフライトするための航空券を自前で取得する必要がありあまりおすすめできません。確かに海外発券できる航空券自体はコストパフォーマンスに優れるかもしれませんが、日本から海外へのフライトの分をペイできるかははなはだ疑問です。他方、海外航空会社の航空券は日本発着便で安価な場合がありますので、アライアンス便由来のポイントでも問題ない方は検討の余地があります。

そうすると、例えばANAとJAL共通で、「(羽田→)那覇→羽田→シドニー→羽田→那覇(→羽田)」というルートは、1フライトでポイントを大量獲得できる可能性を秘めたルートになります。本質はシンプルな「羽田⇔シドニー」の往復なのですが、国際線国内区間として「那覇⇔羽田」を付帯させ、さらに自費で「羽田⇔那覇」を別途組み合わせるという形です。JALの場合はプレミアムエコノミー利用の場合、時期や航空券により違いはありますが、比較的安価なルートでは約36万円前後でおよそ1.6万ポイントが往復で取得できます。同じオーストラリア(オセアニア)のメルボルンも同じようなフライトが可能です。

その他には、海外他社航空券を利用して、羽田→北京やマレーシア経由での東南アジア(ジャカルタ、クアラルンプール、シンガポール)へのフライトなどの選択肢もあります。また以前はシンガポールタッチと言い、シンガポールへのピストンフライトなどが修行ルートとして見られました。沖縄⇔シンガポール間のOKA-SINタッチというものも有名なルートでしたが、円安の昨今では国内線の修行ルートに費用対効果で劣ります。

次の記事:上級会員になるべき人はどんな人?
前の記事:上級会員を目指すためのコストパフォーマンスのよい国内線ルートは?

関連記事

  1. 上級会員になるべきでない人はどんな人?

  2. 上級会員になるべき人はどんな人?

  3. 上級会員を目指すためのコストパフォーマンスのよい国内線ルートは?

  4. 上級会員になるためのコストパフォーマンスのよいフライトのルートの考え方…

  5. 上級会員を目指すためのコツ・小技(6/6:海外発券航空券、ピストンフラ…

  6. 上級会員を目指すためのコツ・小技(5/6:国際線航空券の国内区間)

PAGE TOP

マイルクラブをもっと見る

今すぐ購読し、続きを読んで、すべてのアーカイブにアクセスしましょう。

続きを読む