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上級会員を目指すためのコツ・小技(5/6:国際線航空券の国内区間)

上級会員を目指すためのコツ・小技は多数存在します。複数の記事にわたり、それらを紹介していきます。
全6回にわたる記事です。関連項目を以下記載します。
1. 上級会員を目指すためのコツ・小技(1/6:アライアンスや路線倍率など)
2. 上級会員を目指すためのコツ・小技(2/6:ANA SKYコインとe JALポイントの活用など)
3. 上級会員を目指すためのコツ・小技(3/6:ストップオーバーとオープンジョーなど)
4. 上級会員を目指すためのコツ・小技(4/6:世界一周運賃や株主優待割引)
5. 上級会員を目指すためのコツ・小技(5/6:国際線航空券の国内区間)(本記事)
6. 上級会員を目指すためのコツ・小技(6/6:海外発券航空券、ピストンフライトなど)

上級会員を目指す際のコツ

<国際線航空券の国内区間>

ANA、JAL共に国際線を利用する場合は、国内線区間も含めて発券することにより、費用が安くフライトができます。場合によっては、ステイタスポイントも費用対効果高く貯めることができる場合もあります。

例えば、那覇からニューヨークへ向かう場合を考えます。
那覇からニューヨークに向かう場合は、直通の路線がないので、一度東京(羽田)を経由してニューヨークに向かう必要があります。その場合は那覇→羽田、羽田→ニューヨークの航空券が必要で、本来は別々の航空券として取得しなければならないところです。ところが、この那覇→羽田間は国際線航空券国内区間として安価に航空券を取得でき、またマイルやステイタスポイントの積算対象路線になります。ただし、積算率や搭乗ボーナスは通常の航空券よりも低くなることが多いため、費用対効果の計算には注意が必要です。

具体的に見ていきましょう。

ANAの国際線国内区間比較表

まず、ANA便で那覇からニューヨークへ向かう便を、2024年4月22日に、2024年7月16日に取得するという設定で、国際線と国内線をまとめて旅券を発行します。その場合、那覇→ニューヨークの航空券は以下のようなスペックになっています。

総費用342,660円、獲得プレミアムポイント6,495、ポイント取得単価52.8円

これを同じフライトの他の航空券と比較します。例えば国内線を別で「SUPER VALUE 75」という最も安価な価格帯の航空券でフライトして、それを国際線航空券と組み合わせた場合では、総費用が352,660円ですので、差額はちょうど1万円になります。つまり、国際線と国内線をまとめてフライトを予約した場合は、航空券にもよりますが、少なくとも1万円安価に済みます。

別の見方をすれば、同フライトの国際線区間の航空券は334,050円なので、国内線区間の価格は事実上8,610円でフライトできたことになります。SUPER VALUE 75でのフライトが18,610円なので、国内線でのフライトが1万円割引になるサービス、とも捉えることができます。実のところ、まとめた航空券は日程変更が可能な航空券ですので、本来的には日程変更可能なFLEXと比較すべきであり、そうすると割引の幅がもっと大きくなるとも言えます(SUPER VALUE 75は日程変更不可の航空券です)。

なお、まとめた航空券の場合は得られるプレミアムが少し減少します。しかし、ポイント取得単価はSUPER VALUE 75の場合よりは優れているという結果になっています。ちなみに、搭乗ボーナスの関係でFLEXの組み合わせよりはポイント取得単価が劣るようです(価格は圧倒的に安価ではあります)。

JALの例も見てみましょう。JAL便でも条件は同じく、那覇からニューヨークへ向かう便を想定します。

JALの国際線国内区間比較表

那覇→ニューヨークの航空券は以下のようなスペックになっています。

総費用314,810円、獲得FLY ONポイント6,895、ポイント取得単価45.7円

これを同じフライトの他の航空券と比較します。例えば国内線を別で「スペシャルセイバー」という最も安価な価格帯の航空券でフライトして、それを国際線航空券と組み合わせた場合では、総費用が320,340円ですので、差額は5,530円になります。つまり、国際線航空券と併せて国内区間のフライトを予約した場合は、航空券にもよりますが、少なくとも5,000円以上安価に済みます。

別の見方をすれば、同フライトの国際線区間の航空券は306,200円なので、国内線区間の価格は事実上8,610円でフライトできたことになります。スペシャルセイバーでのフライトが14,140円なので、国内線でのフライトが約5,000円割引になるサービス、とも捉えることができます。これもANAと同様、同条件のフレックスと比較するとより差分が大きくなります。

そしてJALの場合は、まとめた航空券の方が得られるポイントが少し高くなります。国内区間での搭乗ボーナスが貰えるためです。ANAでは同区間は搭乗ボーナスが貰えません。

とにかく、ANAとJALで割引額での微妙な差分がありますが、いずれも安価に航空券を取得できることは間違いありません。他方、獲得できるポイントの絶対値やポイント単価については熟慮の余地はあります。ANAの場合は国際線の国内区間の搭乗ポイントが固定で0になる(積算率は30%~150%)兼ね合いで、ポイントの費用対効果を求めるなら、まとめた航空券に飛びつくのには少し待ったがかかるかもしれません。

この国際線航空券国内区間というのは、本来的には地方在住の方が東京などのハブ空港発の国際線に乗るためのサービスなのですが、ステイタスポイント獲得に都合の良い旅券となった際には、修行の際に活用されることもあります。上記の例のように、セットの航空券を那覇発ということにして、那覇から国外への往復とすることがままあります。那覇は東京から遠く、那覇→東京は区間マイルが高いフライトとしてポイントが多くつくため、発着地点として好まれます。

そうすると旅程としては(目的地をニューヨークとして例にするなら)那覇→東京→ニューヨークということになります。しかし、那覇からの航空券を取得した以上、自宅から那覇へのフライトが必要です。自宅の最寄りの空港を東京と仮定すると、往復の全フライトは以下のようになります。

往路:東京→那覇(国内線航空券)、那覇→東京(国際線航空券国内区間)、東京→ニューヨーク(国際線航空券)
復路:ニューヨーク→東京(国際線航空券)、東京→那覇(国際線航空券国内区間)、那覇→東京(国内線航空券)

つまり、別途国内線航空券の那覇往復分を手配する必要があるのです。もちろんそのフライトにもポイントは貯まりますが、事実上の追加費用となります。沖縄の観光でもしないと、少し割に合わないですね。修行中はマイルがどんどん貯まっていきますので、そこまでのフライトはあえてマイルを使う、ということも手法としては可能です。他にもその区間はLCCを使って移動するということも、コストを最優先するなら選択肢としてあり得るかもしれません。

ちなみに、国際線航空券国内区間を東京で乗り継ぐ場合は、成田に降り立ち羽田まで陸路で移動するフライトでも問題ありません(もちろん乗り継ぎに間に合えばですが)。

国際線は元々ポイント単価が悪いため、この手法でもやはりポイント対効果はよくありません。もしかすると路線倍率が1.5倍かつ航空券が安価な東南アジア(シンガポールなど)などを行先として考えると、うまくやればポイント単価が15円前後になる可能性もあります、という程度でしょう。もっとも、円高になれば状況は変わることもあるので、為替相場などと相談しながら旅程に組み込むとよいでしょう。

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