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上級会員を目指すためのコツ・小技(1/6:アライアンスや路線倍率など)

上級会員を目指すためのコツ・小技は多数存在します。複数の記事にわたり、それらを紹介していきます。
全6回にわたる記事です。関連項目を以下記載します。
1. 上級会員を目指すためのコツ・小技(1/6:アライアンスや路線倍率など)(本記事)
2. 上級会員を目指すためのコツ・小技(2/6:ANA SKYコインとe JALポイントの活用など)
3. 上級会員を目指すためのコツ・小技(3/6:ストップオーバーとオープンジョーなど)
4. 上級会員を目指すためのコツ・小技(4/6:世界一周運賃や株主優待割引)
5. 上級会員を目指すためのコツ・小技(5/6:国際線航空券の国内区間)
6. 上級会員を目指すためのコツ・小技(6/6:海外発券航空券、ピストンフライトなど)

上級会員を目指す際のコツ

<アライアンス運航便>

ステイタスポイントは、マイルと同じくアライアンスの搭乗でも貯まる場合があります。ただし、ANAとJALでポイントの加算に関してルールが違うので注意が必要です。端的には、ANAはANAグループが運航する便であればアライアンス便名でもANAグループ便としてポイントが貯まり、逆にJALはJALグループ便名であれば自社グループ便としてポイントが貯まります。

ポイントが自社グループ便由来であるか否かはかなり重要で、両社とも上級会員になる条件として、既定のポイントや搭乗回数の半数、ステイタスや達成条件によってはその全てを自社グループ便での利用を義務付けています。詳細は別項でも解説したので、そちらをご覧ください(アライアンスとはどんなもので、どんな種類があるのか?)。

<路線毎の倍率>

搭乗によって得られるステイタスポイントは、ANAとJAL両社とも、シンプルに言えば以下の計算式で表されます。

フライトマイル×路線毎の倍率+搭乗ポイント=貰えるポイント

ここで重要になるのは路線毎の倍率です。ANAの場合は路線倍率、JALの場合はFLY ONポイント換算率とそれぞれ呼ばれますが、要すれば「飛んだ国により得られるポイントの係数が変わる」ということをご理解ください。

そして、ANAとJAL共通して、国内線は2倍、日本⇔アジア・オセアニアは1.5倍、その他の地域は1倍となっています。つまり、高い金額を支払って長い距離を乗ったとしても、それほどお得にはならない可能性があるのです。

なお、キャンペーンなどが発生するとこの係数が変わる場合もあります。例えばヨーロッパへの旅行でも係数が2倍となる期間限定のキャンペーンが発生することもあります。

<コストとスピード>

方針として、コストを重視するのか、あるいは早期に達成することを重視するのかで、選ぶべき路線や搭乗券は異なります。

コストを重視する場合は、とにかく「国内で安価に飛ぶ」ための航空券を選びましょう。国内路線は路線倍率が2倍なだけでなく、燃油サーチャージ代もかからず、日帰りの場合滞在に関する費用もかかりません。諸経費も含めてトータルでローコストになるのがこの手法です。また、航空券も早期に予約してしまえば、相対的に安価なものになります。ただし、早期に予約できる航空券の種類によっては積算率や搭乗ポイントが少なくなってしまうため、注意が必要です。特に、フライトの距離に依存しない搭乗ポイントは国内線での修行において重要ですので、航空券取得時はコストパフォーマンスに注意しながら航空券を取得しましょう。

ちなみに、1ポイント獲得あたり10円を割り込むこと、そして修行全体で50万円を下回ることが低コストの一つの基準と言われています。もっとも、物価や円価格の変動などによるため、この基準が絶対ではないでしょう。近年は円高や物価高騰もあり15円程度を目安とするべきかもしれません。しかしいずれにせよ、絶対的な航空券の価格よりも、このポイント取得単価を意識して比較すべきなのは間違いありません。

他方、早期達成を重視する場合は、「コストを度外視してファーストクラスなど高いグレードの座席を選び、1フライトで獲得できるプレミアムポイントを増やす」ことが必要です。ANA・JALの国内線・国際線問わず、高いグレードかつ、早割や直前割がなく、また予約変更が利く座席の航空券では、同じ距離でもフライトマイルや搭乗毎に得られるプレミアムポイントが高い傾向にあります。もちろんそうしたチケットは高額ですが、なるべく早く上級会員を目指したい方や予算に余裕がある方はそういった航空券取得の選択肢もあり得ます。

以下、ANAで羽田から那覇にフライトする際に、航空券の種類別にかかるコストとプレミアムポイントの関係を示します。日程によって変動は当然しますが、おおむねコストパフォーマンスをご理解いただけるかと思います(2024年4月21日時点の、7月16日のデータを利用しています)。

プレミアム運賃:価格77,510円÷獲得ポイント3,352=取得単価23.1円/ポイント
SUPER VALUE PREMIUM 28:価格47,160円÷獲得ポイント2,860円=取得単価16.5円/ポイント
FLEX:価格58,410円÷獲得ポイント2,368円=取得単価24.7円/ポイント
ANA VALUE 3:価格40,800円÷獲得ポイント1,876円=取得単価21.7円/ポイント
ANA SUPER VALUE 75:価格14,140円÷獲得ポイント1,476円=取得単価9.6円/ポイント

上述の通り同じ距離のフライトでも、高価な航空券で高いグレードの座席であるプレミアム運賃では獲得ポイントが大きく、他方安価な航空券で座席も普通席のANA SUPER VALUE75は取得単価が抑えられています。これはおおむねどのような路線でも同じ傾向です。

航空券による費用対効果の違いは、別項で詳細に解説します(上級会員になるためのコストパフォーマンスのよいフライトのルートの考え方は?)。

また、コスト重視でも早期達成重視でもない手法としては、「旅行や出張をしていたら気づいたら貯まっていた」があります。こういう方はそこまでポイントを気にせず、楽しく旅行や出張を行っていればよいと思います。本来的には自然とよく使ってくれるお客様への特典ですので、無理に狙うものではないのです。ただ、そういう方も「あとちょっと頑張れば上級会員になれる……」というタイミングでは、このような小技・テクニックを駆使してジャンプアップを狙うとよいでしょう。

<オフシーズンの選定>

航空券にはハイシーズンとオフシーズン(ローシーズン)があります。ゴールデンウイーク、お盆、夏休み期間、年末年始はハイシーズンとして運賃が高くなり、また航空券の予約もとりづらくなります。オフシーズンは、年始を除く1月、2月、5月下旬、9月、10月、12月初旬と言われており、ここは修行に向いた時期とも言えます。 注意点としては、オフシーズンの1月や2月の航空券を格安で取得しようとすると、その前年の12月やそれ以前に予約をする必要があることです。つまり、修行前からスケジュールをしっかりと予定しないと、効率的なフライトは望めないということです。

次の記事:上級会員を目指すためのコツ・小技(2/6:ANA SKYコインとe JALポイントの活用など)
前の記事:上級会員を目指すための下準備にはどんなものがある?

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