上級会員

上級会員になるためのポイントの算出方法

<ステイタスポイントはどういう要素で決まる?>

各社のステイタスポイント(ANAではプレミアムポイント、JALではFLY ONポイント・Life Statusポイント)は、マイルとは異なり空を飛ぶことでしか基本的には獲得できません。

空を飛んで得られるステイタスポイントは、基本的には国内外それぞれの飛行距離によって設定されているため、遠い場所に飛べばその分ポイントが手に入ります。逆に、短い距離ではポイントはあまり手に入りません(Life Statusポイントに関する国内線は除く)。

さらに、飛行機のチケットを購入した際の運賃なども影響します。運賃の割引が大きい(=早割など距離のわりに安価なチケット)では得られるポイントが少なく、逆に普通運賃など割引が少ないチケットでは、得られるポイントが多くなります。なお、航空会社のカードやステイタスを保有していても、得られるポイントはあまり変わらないことが多いです。

一例として、以下2種類のチケットで羽田空港から関西国際空港あるいは那覇空港に飛ぶ例を考えます。

ステイタスポイントはどう決まる?

<羽田空港から関西国際空港の例>
ANA:チケット種類=ANA FLEX→960ポイント
JAL:チケット種類=フレックス→960ポイント
ANA:チケット種類=ANA SUPER VALUE 21→620ポイント
JAL:チケット種類=スペシャルセイバー→620ポイント

<羽田空港から那覇空港の例>
ANA:チケット種類=ANA FLEX→2,368ポイント
JAL:チケット種類=フレックス→2,368ポイント
ANA:チケット種類=ANA SUPER VALUE 21→1,676ポイント
JAL:チケット種類=スペシャルセイバー→1,676ポイント

このようにチケットの種類と距離によって、得られるポイントが大きく異なることがわかります。なお、マイルとは異なりステイタスやカードのランクは得られるポイントに影響しません。

より安価な航空券を利用する場合は、ポイントは通常(ANA FLEXなど)の半分になる場合もあります。またツアーを利用する場合、ツアーによっては航空会社を指定できない(=そもそもマイルが貯まらない)場合も多いので注意が必要です。逆に言えば、もし積極的にポイントを貯めたいならば、ANAやJALのパッケージツアーなど、航空会社が決まっている(指定できる)ツアーを選ぶことが肝心です。また、特典航空券ではポイントは貯まらないので、注意しましょう。

なお、JALの半永久的な上級会員であるJALグローバルクラブ(JGC)入会のためには、別途1,500 Life Statusポイントの獲得が必要になりますが、Life Statusポイントは航空券の種類やカードによらず、「国内線1フライトで5ポイント」「国際線区間距離1000マイルで5ポイント」が獲得できます。ポイントは生涯有効ですので、時間をかけて集めても問題ありません。

<ステイタスポイント獲得の考え方>

ステイタスポイントはどう計算される?

ステイタスポイントはANAとJAL、それぞれ主に搭乗時に付与されます。搭乗時以外の例外は、例えばカード発行後や毎年の初回搭乗、有事のステイタス維持のため(コロナ禍など)の救済措置などで配布されるものです。

ANAのプレミアムポイントとJALのFLY ONポイントは、いずれも以下の要素に基づいて計算がなされます。

・行先までの距離:空港間のおおよその距離。ANAでは区間基本マイレージ、JALでは区間マイルと呼ばれます。
・積算率:航空券の種類(カテゴリー区分)により決まるフライトマイルなどを算出するための係数。カテゴリー区分はブッキングクラスとも。普通運賃などは高いカテゴリーで、逆に割引がなされたチケットなどは低いカテゴリーになります。ファーストクラスやビジネスクラスなどの区分ではありません。ANAではクラス・運賃倍率。JALではマイル積算率(利用運賃カテゴリー)と呼ばれます。
・路線倍率:就航する路線により決まる係数。国内線は2倍、国際線は1~1.5倍程度。ANAでは路線倍率、JALではFLY ON ポイント換算率と呼ばれます。
・搭乗ポイント:区間等に依らず、搭乗に対して付与されるポイント。搭乗券の種類によって0~400ポイントが獲得できます。基本的に、同一距離でも金額が高い搭乗券の方が高い搭乗ポイントが獲得できます。ANAでは搭乗ポイント、JALでは搭乗ボーナス FLY ON ポイントと呼ばれます。

これら4つの要素に基づき算出されます。

マイルのように、フライトマイルとボーナスマイルという考え方はなく、貰えるのはステイタスに関する統一されたポイントです。また、マイルでは関係があったダイヤモンドやサファイアなどのステイタスやクレジットカードの種類は、得られるプレミアムポイントには影響しません。

ステイタスポイントの算出例

ANAとJALで用語等が微妙に違いますが、計算式は以下のようになります。

1回の搭乗で得られるステイタスポイント=行先までの距離×積算率×路線倍率+搭乗ポイント

それぞれANAとJALの用語を使うと、以下のような計算式になります。

<ANAの場合>
1回の搭乗で得られるプレミアムポイント=
区間基本マイレージ×クラス・運賃倍率×路線倍率+搭乗ポイント

<JALの場合>
1回の搭乗で得られるFLY ONポイント=
フライトマイル×FLY ONポイント換算率×搭乗ボーナスFLY ONポイント
(なお、フライトマイルは区間基本マイル×マイル積算率で算出します)

以下に、ANAとJALそれぞれで得られるポイントの計算例と、両社の国内線・国際線での積算率と搭乗ポイントをまとめた表を記載します。

航空券別の積算率・搭乗ポイント(ANA国内線)

航空券別の積算率・搭乗ポイント(JAL国内線)

航空券別の積算率・搭乗ポイント(国際線)

ステイタスポイントはマイルと同じく、ANA・JALそれぞれのサイトで獲得に関するシミュレーターがありますので、航空券取得前に必要に応じてご活用ください。それぞれ国内線・国際線で計算式などが異なりますので、適切に使い分けが必要です。

なお、JALの半永久的な上級会員であるJALグローバルクラブ(JGC)入会のためには、別途1,500 Life Statusポイントの獲得が必要になりますが、Life Statusポイントは(特典航空券を除き)航空券やカードによらず、「国内線1フライトで5ポイント」「国際線区間距離1000マイルで5ポイント」が獲得できます。

<なぜこの計算式がわかりにくいのか>

こうした計算式は、マイルと同じく頭に入りにくいはずです。そしてマイルと同じく、頭に入りにくい理由があります。

・マイルの計算式と混ざるため:これが最も大きな理由でしょう。フライトではマイルとポイントの両方が貰え、かつ計算式が似ています。しかし実態は全く異なります。
・ANAとJALで用いる用語が微妙に違うため:全然違うならともかく、同じような計算式で微妙に異なるだけなので覚えづらいでしょう。
・航空券の種類が多すぎるため:プレミアムポイント獲得において、航空券はかなり重要な変数を生み出します。特にANAは航空券の種類が多く混乱を招きます。
・計算式が複雑なため:単純な掛け算や足し算ではなく、それらが混ざっています。

マイルに比べれば比較的シンプルですが、上位ステイタスや(いわゆる)上級会員を目指す方は、シビアに計算する必要があります。目標のポイントにわずかに届かなければ、一年間の労力がもったいないことになってしまいます。計算式が簡単な分、しっかりと覚えてしまいましょう。

なお、あまり飛行機に乗らない方は、プレミアムポイントは持っていてもあまり効果を発揮しないので、このポイントの概念ごと忘れてしまってもいいでしょう。頭はすっきりさせた状態で旅行に臨みたいものです。

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