上級会員

上級会員が受けられるサービス(4/4:フライトには直接関連しないサービス)

上級会員が受けられるサービスは多様に存在します。本稿では、フライトなどには直接的には関係しないサービスを紹介します。他の記事は以下の通り。
1. 上級会員になると受けられるサービス(1/4:チケット関連のサービス)
2. 上級会員が受けられるサービス(2/4:”フライトまで”を快適にするサービス)
3. 上級会員が受けられるサービス(3/4:フライトを快適にする、旅がお得になるサービス)
4. 上級会員が受けられるサービス(4/4:フライトには直接関連しないサービス)(本記事)

上級会員が受けられるサービス

<専用問い合わせデスク>

上級会員専用の電話問い合わせ窓口が、ANAとJALそれぞれにステイタス別に存在します。
平時では飛行機旅行に関する内容を広く一般に問い合わせることが可能です(航空券変更の相談や、発着便、マイレージサービスについてなど)。上級会員向けではない問い合わせ窓口も存在しますが、電話が繋がるまでにかなりの時間を要します。飛行機に乗る際は、一分一秒を争って電話する場合もあるかと思いますので、このメリットは大きいでしょう。

一方で、こういった電話窓口を利用することは、特に若い世代の人ではあまりないかもしれません。最新の情報ならX(旧Twitter)や公式WEBで手に入ることも多いでしょう。

しかし、本当に緊急の場合に役に立つのが電話窓口です。というのも、台風やその他自然災害、あるいは急な航空機の故障で遅延や欠航が発生したときに、真っ先に対応できるのは電話窓口です。WEBにアクセスしてページを遷移して色々選んで……という対応をしていると、次の便を押さえることは難しいでしょう。振替便の手続きは、圧倒的に電話の方がスムーズです。また、途上国などでは電波が入らないケースもあります。ややもすると、日本国内でも有事の際は、スマホユーザーが密集してパケ詰まりのような事態が発生する可能性は十分にあります。しかし、電話回線は各通信会社とも強力に整備しているので、インターネット通信よりも安定している場合が多いです。

つまり、上級会員向けの専用問い合わせデスクは、有事の際やもしものときに安心できる特典なのです。

なお、各航空会社は上級会員の中でも、ステイタス別に電話窓口が異なります(あるいは、同じ窓口でもステイタスなどの情報により、自動で振り分けられます)。当然、上のステイタスの方が優遇されたサービスを受けることができるでしょう。

<アライアンス>

航空会社間ではアライアンス(航空会社連合)というつながりがあり、ANAはスターアライアンス、JALはワンワールドにそれぞれ加盟しています。
そして、各航空会社の上級会員であれば、同じアライアンス内では上級会員としてサービスを受けることができます。他航空会社も独自の上級会員ステイタスサービスがありますが、(ANAの場合)「スターアライアンスでの上級会員」として、サービスを受けることができます。

なお、この際も保有するステイタスによって、優遇度合いは異なります。例えば、ANAでプラチナ以上であればスターアライアンスではゴールドという扱いですが、ANAブロンズではスターアライアンスでシルバーの上級会員として扱われます。

<上級会員の維持>

ANAの場合は、プラチナメンバー以上のステイタスで申請すれば、スーパーフライヤーズカード(SFC)を獲得でき、それによりスーパーフライヤーズ会員になれます。スーパーフライヤーズ会員であれば、搭乗実績によらず、常にプラチナ相当のサービスを受けることができます。

なお、JALでは、2023年まではサファイア以上のステイタスで上級会員申請をすれば、JGC(JALグローバルクラブ)に入会でき、それによりJGC会員になることができました。JGC会員はANAのSFCと同じように上級会員としてのサービス(JALではサファイア相当)を受けることができます。しかし、2024年以降はサファイア以上のステイタスを取得しても、JGC会員になる権利とは全く無関係になりました。JGC会員になるためには、ダイヤモンドなどのステイタスやFLY ONポイントとは異なる概念のJAL Life Status プログラムにおいて、所定のポイントを獲得する必要があります。

SFC、JGCいずれも、カードの年会費(1万5000円前後)を支払い続ければ、生涯にわたって上級会員の資格を保持できます。普通のステイタスは飛行機に乗り続けなければ上級会員の資格は維持できませんが、費用を払うだけでこれが維持できると思うと、コストパフォーマンスはよいでしょう。なお、いずれもクレジットカードを保有する必要があり、年会費は正確にはそのクレジットカードの維持費用という意味になります。

ちなみにこの半永久的に上級会員としてサービスを受けられる権利ですが、実は毎年相当に飛行機に乗る方なら、申請の意義は薄くなるかもしれません。ANAのSFCはステイタスとしてプラチナ相当のサービス、JALのJGCはサファイア相当のサービスをそれぞれ受けられますが、逆に言えば、毎年プラチナ・サファイア以上のステイタスを獲得してしまうほど飛行機を利用するなら、わざわざ年会費を支払ってまでSFCやJGCを獲得する必要はないとも言えます。もっとも、それほど飛行機を利用する方は珍しいでしょうから、権利を獲得されたらみなさん申請しておくのが無難かと思います。特に、またコロナ禍のような飛行機をあまり使えない状況が発生するかもわかりませんので。

<その他>

その他、各社いろいろなサービスを展開しています。
例えばANAでは海外SIMカードやWi-Fiの優待、JALでは子供向けのパイロット体験など独自のサービスをそれぞれ提供しています。

次の記事:ANAで上級会員になるプロセスはどんなもの?(1/3:概要)
前の記事:上級会員が受けられるサービス(3/4:フライトを快適にする、旅がお得になるサービス)

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